中途半端のススメ

12月号のバックナンバー

 

月刊情報誌チャットで連載中の『おしえてよっちゃん先生』

12月号のバックナンバーです。

見逃した方、届かない地域の方は、ここで読んでいただければ嬉しいです。

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『中途半端のススメ』

 

宿題の途中で子どもの集中力が切れてしまった時。

家事でまだやることが山ほどあるのにイヤになってしまった時。

とりあえず《キリのいいところまでやってから》休憩しよう。

続きは休憩の後でって頑張ってしまいませんか?

 

実はこれ、再開するのに余計にパワーを必要とする状況を作っているんです。

せっかく休憩してもヤル気も集中力も切れてしまって、すんなり宿題や家事になんて戻れませんよね。

 

ではどうしたらいいのか。

 

答えは敢えて
《キリの悪い中途半端なところでやめる》なんです。

 

これは、ツァイガルニク効果というものを利用したもの。

ツァイガルニク効果は、「人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、

達成できた事柄よりもよく覚えている」という現象です。

いわゆる「続きはCMのあとで」というものですね。

 

中途半端なので続きが気になる。

 

キリのいいところまで終えると脳は終了モードに入ります。

ヤル気スイッチOFFです。

 

脳は変化を危険と捉えるので、今していることを続けようとし、

逆に新しいことを始めるにはブレーキがかかります。

そのため、一旦OFFしたものをONにするにはパワーがいるのです。

 

パワーの節約のためには、完全にOFFにはしないで一時停止にしておくこと。

 

宿題でも「ドリルのこのページが終わったら休憩」ではなく、ページの真ん中で一時停止。

なんなら計算式だけ書いて一時停止、漢字なら部首だけで一時停止。

掃除でも、部屋の半分だけ掃除機をかける、雑巾は洗ったけど絞る前に一時停止。

 

中途半端で気持ち悪い。これが続きに戻るミソなのです。

 

キリが悪くても気持ちが悪くないわ、
という方もご安心ください。

自分では意識をしていなくても、潜在意識(無意識)では続きの検索がかかり続けています。

よく「あの人、なんていう名前だっけ?」と答えが出ないままで話が終わって、

数日後の忘れた頃にパッと思い浮かぶことってありますよね。

 

これは、潜在意識で検索し続けた結果なのです。

自分では考え続けている自覚はありません。

 

中途半端が気持ち悪いという自覚がなくても、脳はちゃんと気持ち悪いのです。

 

ただし、検索にもエネルギーが消費されるので、

戻らなくていい時にはきちんとOFFしてくださいね。

 

マンガの途中で宿題を始めると、ドラマの途中で掃除を再開すると、検索エネルギーの無駄使い。

そしてこの検索エネルギーの無駄遣いは、親の言葉がけにも深い関係があります。

 

どのような関係か? 続きは来月号で。

 

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